不幸中の幸い

台風が来たり、夏のように暑かったり、最近は体が思うようについていかない担当Yです。

ブログの当番が回ってきたのですが、最近は毎日平凡な生活をしていて特におもしろい話がないなあと思っていたのですが、先日娘と一緒にカフェに行ったときに印象に残る出来事がありましたので皆さんにもお伝えしたいと思います。

高校生の娘が定期試験前だったので家の近所のカフェに勉強をしにいくので、お母さんも一緒に来るかというので私は暇だったので一緒に行くことにしました。娘が氷の入った冷たいジュースを頼んでいて私は何となくそのグラスがあぶないなと思って娘に「こぼさないようにね」とわざわざ言ったにもかかわらず、なんと一口も飲まないうちにグラスを倒してしまいました。座った席は勉強や仕事がしやすいような向かい合わせになった机で目の前の席はお手洗いに行ったと思われ、PCを広げたまま不在でした。
PCを壊してしまったらどうしようと心臓がバクバクしながら店員さんに机を拭いてもらうようお願いに行きました。そしてお手洗いから目の前の席の方が戻っていらっしゃいました。私と同じくらいの年齢の男性・・・絶対怒られるか、ぐちぐち言われるんだろうと覚悟して「申し訳ありません」と泣きそうな声で謝罪したところ、意外にも「よくあることだし、少し濡れただけだから大丈夫ですよ～」（少し濡れただけではないのです）ととても優しくいってくださいました。いい人でよかったのとPCは奇跡的に無事だったのでほっとしたのですが、その後も平謝りを続けたら「本当に気にしないでいいですよ」と更に言ってくださいました。
それでも娘も私もお騒がせしてしまったもやもや感はずっと抜けなかったので、その方が帰る際、また一言謝罪の声をかけたのですが、その際に私たちの方を見て「どうぞごきげんよう」と笑顔で去っていき、その紳士的な姿に娘も私も惚れ惚れとしてしまいました。

そのあとは娘と二人、「ごきげんようって言われたの生まれてはじめてだよー、すごいいい人だったね、あんな人いるんだね！」と話がもりあがりました。
最近はいらいらしている人や忙しくて気持ちに余裕のない人も多い世の中になってしまいましたが、自分もこの方のように気持ちに余裕のあってどんな人にも優しい言葉をかけてあげられる素敵な人になれたらいいなと思いました。