海上釣堀

夏の暑さもひと段落したこの季節になると毎年のように楽しみにしているイベントがあります。
それは三浦海岸での海上釣堀での釣りです。
海上釣堀とは海の上に生け簀を浮かべてその中に魚を放流する釣り堀のことです。

釣りの楽しみは、ただ魚を釣るだけではありません。釣り上げた新鮮な魚をさばいて、美味しい料理を作ることも大きな魅力の一つです。
今回は、私が釣りで得た釣果をどのように料理して楽しんだかをご紹介します。

三浦半島にある海上釣堀での釣り体験についてご紹介したいと思います。
初心者からベテランまで楽しめるこの釣堀は、家族や友人と一緒に素晴らしい時間を過ごすのにぴったりの場所です。
まずは朝7時頃、三浦半島の現地に集合しなくてはいけないので都内からだと4時起きと早起きのハードルがとても高いのですがそれ以上にたくさんの釣果が期待できます。

海上釣堀では多種多様な海水魚たちが放流されます。通常であれば釣り船に乗って2時間ばかりかかる沖に行かないとお目にかかれない魚ばかりなのでワクワクが止まりません。

　　•真鯛: みうら海王の人気魚で、毎日放流されています。
　　•ブリ・ワラサ: 出世魚で、放流直後や朝一が狙い目です。
　　•カンパチ: 青物御三家の一つで、大きく成長します。
　　•シマアジ: 最高級のアジで、特にお刺身が絶品です。

船に揺られて数十分、釣り場につくと大きな生け簀を囲んでワイワイと楽しい釣行の始まりです。
生け簀の中には肉眼でも確認できるほどの数の魚たちが群れを成して悠々と回遊している姿を確認することができます。
家族づれ、カップル、友達同士と様々なグループが楽しみながら時には苦戦しながら釣りしています。もし釣れなかったとしても海上釣堀のスタッフが釣り方のコツを丁寧に教えてくれるので安心です。

ターゲットのなかでも真鯛は初心者でも釣りやすく持ち帰ってもおいしく食べられるので大人気です。
また真鯛が釣り針に掛かったときのずっしりと伝わる重さは釣りの楽しさのクライマックスです。この重さを一度体験してしまったらこの感触を忘れられずまた来年挑戦したくなること必須です。

釣りは待つことを楽しむスポーツです。親子や仲間同士で待ち時間たくさんコミュニケーションをとることも釣りに行く重要な意義になることでしょう。

しっかり釣りを楽しんでたくさんの魚を釣り上げ帰宅の途につくとこの後は大仕事が待っています。釣った魚を捌いて保管できる状態にしなくてはいけません。
魚は生ものなので待ってはくれません。
内臓をとり全ての魚を三枚おろしにして今日中に食べるもの冷凍保存するものに分けます。この作業が実際に一番大変です。頑張りましょう。

ここで個人的におすすめのレシピがあります。それは真鯛のアクアパッツァです。
内臓を処理するだけで調理に取り掛かれるので手間も少なく味も絶品です。
ぜひ試していただきたいです。

皆さんも日中魚との攻防を楽しんで自宅に帰って真鯛をさばき自分で釣った魚に舌鼓を打つという最高の週末を過ごしてみてはいかがでしょうか。