来年の目標!
我が家の土曜日朝の定番は、早朝テニスと、たっぷりと汗を流した後のコヒーブレイクです。
この毎週の恒例の時間が、何とも言えない至福の時であり、健康で元気にテニスが出来る現状に感謝しつつ、大きな幸せを感じるひと時なのです。
先日、そんなゆったりとまったりとしている時に、私が初めて耳にする歌が流れてきたのですが、その曲名は「カサブタ」といって千綿ヒデノリさんという方が歌われていて、作詞も同様でした。
若い方は聞かれたことが有るのでは?
その歌には苦悩し、もがいている若者からの大人へのメッセージが綴られていました。
その歌を聴きながら、何故か自身が若かった頃にタイムスリップした気持ちになれていたので、妙に素直にその歌詞に納得していたのです。
人は年を重ねる程に経験を積んだ分だけ物知り顔になり、自身の考えや常識を若い人に押し付けようとしてしまいがちです。
勿論一般論であって、素敵な大人の方も大勢いらっしゃいますが、自身を振り返っても良くない大人の一面が、所々で顔を覗かせてしまっています。
特に心配性の私は、先回り、先回りしがちです。
そんな大人へのメッセージです。
歌詞の抜粋
「つまずきながらも転がりながらも
カサブタだらけの情熱を忘れたくない」
「せめて頼りない僕らの自由の芽を摘み取らないで
水をあげるその役目を果たせばいいんだろう?」
「何度も繰り返した失敗とか 大きく食い違った考えとか
僕らの基準はとても不確かで 昨日より何となく歩幅が広くなった」
「せめてふがいない僕らの自由の実を切り取らないで
赤く熟すその時まで悩めばいいんだろう?」
特に最近、今どきの若い人たちをどう育てていったら?と考え悩む機会も多く、そんな私にとってこの歌詞は、干上がった植木に水やりをした時の様にぐんぐんと浸み込んできたのです。
勿論この歌が素晴らしいからなのですが、最近観た映画「ボヘミアンラプソディー」からの影響も大きいかも知れません。
年代を超えてご覧になった方も多いかと思いますが、私同様、それ以上に感銘を受けた方も、私の周りでも大勢いらして、その映画の話になると皆が同志の様になり話が盛り上ります。
その映画でも、失敗を恐れずに新しい事に挑戦していく主人公と、これまでの常識に囚われている大人との確執が見事に描かれていました。
考えてみると、若者と大人に限らず、考え方や価値観の違いや立場や常識の違いのあるもの同士の間でも、この摩擦が常に存在するので、中々世界平和どころか、昨今のイギリスのEU離脱問題の様に一国の中でも・・・・・。
話が大きくなってしまそうなので、まずは一番身近なところから、お互いがお互いを認め、尊重しあって前に進めたら良いですネ。
というところで、私自身の来年の目標が見えてきました!
「若い人たちの芽を摘み取ることの無い様に、たとえ危なっかしく見えたとしても、たとえ亀の歩みの様にゆっくりだとしても、成長していくその姿を遠くから見守り、必要とされる時には肥料の様な役割を果たすこと」です。
こうして考えられるようになり私の肩の荷も軽くなった様に思え、是非言葉だけでなく実践をしていき、来年を今年以上に良い年にしていきたいと思います!!
少し早いですが、
「皆様、今年一年本当に有り難うございました。
来年も、お役に立てるよう精進してまいりますので宜しくお願い申し上げます。」
<今週の副代表 Y・Oのオススメ図書(TOPPOINTから)>
=「本当の大人」になるための心理学=(諸富祥彦 著)
「若々しく元気で活躍すること」に重きを置く、今日の日本社会。こうした風潮の中で、大人が大人として成熟するのは難しい。実際、大人として未熟な中高年は少なくない。どうすれば「本当の大人」になり、心から満足のいく人生を生きられるのか。内面性に軸を置いた、充実した生き方をするための指針を、心理療法家が示す。
副代表 Y・O