一度に最後まで考え切る
いよいよ12月。
今年も残すところあと1か月となりました。
来年のカレンダーや手帳を購入し、年賀状も作り、世の中では今年の流行語大賞の候補が発表され、気が付けばもう新年の足音が・・・。
さて、私事で恐縮ですが、この時期になると毎年読み返したくなる「佐々木かをりの手帳術」という本を先日また読んでみました。(日本能率協会マネジメントセンター)
「手帳などを活用した時間管理術」
「一定時間での仕事能力を高める生産スキル」
等について書かれているのですが、その中で一つ、自分自身も心がけていることをご紹介したいと思います。
それは、仕事のスピードを速めるために「一度に最後まで考え切る」、つまり、考え始めたことを途中でやめない、ということです。
何かしらの案件が飛び込んできて、話を相手から聞いている間に「それはこうした方がいい」と頭の中で考え始めているような場合に、「わかりました、ではこれは、明後日までに回答します」などと中途半端に先延ばしにしてしまうと、回答する直前にまたゼロから記憶を呼び起こさなくてはならなくなります。
引き伸ばし案件が多いと実力が発揮できないため、一度考え始めたらできる限りその場で解決するといいそうです。
では自分が本当に実行できているか、というと、まだまだな部分が多いですが・・・、出来る限り一度で考え切り、事情があってそれができないような場合は未解決の部分をメモ等に残し、同じことを2度考えなくて済むよう、心掛けています。
今回本を読み返して、来年に向け、もっと努力して改善していきたい、と、思いを新たにしました。
この本自体、考え方もシンプルで具体的ですので、もしご興味を持たれた方は是非お手に取ってみてください。
おすすめです!
<今週の担当Hのオススメ図書(TOPPOINTから)>
=イノベーションは新興国に学べ!=(ナヴィ・ラジュ他著)
新興諸国では、常識にとらわれない発想から、様々な新製品・サービスが生まれている。そうした新興国のイノベーションの背景にある「ジュガード」と呼ばれる考え方を紹介。「逆境を利用する」「シンプルにする」「末端層を取り込む」・・・。資源が少ないからこそ生まれるこれらの知恵は、不確実性が高い今日、イノベーションを起こし成長する上で不可欠なものだ!
担当 H