異世代交流
最近は急に涼しくなり、日も短く、夕方には何だか寂しく感じますね。担当MYです。
少し前の話になるのですが、夏休みの思い出について書きたいと思います。
私は今年の夏休みに私の母と娘二人と一緒に札幌に行きました。なぜかというと札幌には母方の祖母(娘にとってはひいおばあちゃん)が一人で暮らしているので、毎年のように会いに行くようにしているのです。
93歳で一人暮らしといっても、部屋はすっきりきれいで自炊もして、いつも化粧をして、至って健康に暮らしています。都会に住んでいる私たちは普段は毎日時間に追われ、バタバタと1日が過ぎていきますが、祖母は携帯電話もパソコンも持っていません。娘たちにとってはその生活一つ一つが物珍しかったようです。
ゆっくり朝、新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりするのも、いつも早くしなさいと急かされている娘たちには貴重な時間でした。いつも自分でごはんを作って自分では食べた気がしない私にとっては、きちんとしたごはんを作ってもらい、ゆっくりみんなで食べたり食後にぼーっとする時間さえ幸せな時間でした。
逆に祖母は普段家にいることが多いので子供と接することが少なく、テレビを見てはしゃいでいる娘たちを見たり、他愛ないことをおしゃべりすることが刺激的だったようです。「本当に楽しかったわ」と帰りに言ってくれた時は、私も来てよかったなあと少しおばあちゃん孝行できたような気がしました。
こんな風に祖母と過ごす夢のような一週間が終わり、また元通りのせわしない毎日になり、そんなことも忘れかけていたのですが、ふと考えました。
最近は核家族も増え、世代の違う人と一緒に過ごしたりすることも昔より少なくなってきたように思えます。。やはりいろんな年代の方に会うと年上年下関係なく、本当にさまざまな価値観があり、学ぶことがたくさんあります。
先月誕生日を迎え、45歳になったばかりの私ですが、祖母と比べてもまだ半分以下、日本の平均年齢からしてちょうど真ん中の世代なので幸いなことに上から下までさまざまな年代の方を接する機会が多いと思います。そんな利点を生かし、これからもさまざまな年代の方の橋渡し的な人になって、異世代の交流を推進していきたいと思っています。
また来年会いに行けるよう健康でまだまだおばあちゃんには長生きしてほしいものです。
<今週の担当MYのオススメ図書(TOPPOINTから)>
=アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?=(廣中直行著)
副題は「心をつかむニューロマーケティング」。ニューロマーケティングとは、脳科学の知見を応用し、より確実で効率的な商品開発などを行うこと。本書では最新の脳科学が導き出した、ヒットを生み出す法則を公開する。「自分は正しかったと思わせる」「良い気分にさせる」等々、まさに”人の心をつかむ”具体策が語られる。
担当M.Y