平成もあと少し!
あの小渕さんの「ヘ・イ・セ・イー」から(と言われても、知らない世代が多くなりましたが)、あっという間の30年が経とうとしています。
あの頃はバブル景気の終焉前で、「頑張れば頑張っただけ結果が出る」と思えていた時代だった様な気がします。
そういう自身も振り返ってみると、あの頃はただひたすら肩をいからせ走り続けていたように思います。 走ることを止めたらこの時代の流れから置いていかれそうな、そんな恐怖感と常に背中合わせだった様な気もします。
バツイチとなり6歳の娘と3歳の息子を引取った私は、仕事と育児と税理士試験に明け暮れる毎日でしたが、今想うと人生の中でその頃が一番ハードで、充実した日々でもありました。
その二人の子供が、何故か(一度も薦めたことは無かったのですが・・・)二人とも今では税理士となり、現在娘は独立して開業、息子は事務所を一昨年税理士法人化した際に代表に、私は副代表にとなったのです。
私自身は先頭で旗を振る立場から、それを支える立場となりましたが、長年の習性はそう簡単に変わる筈もなく、相変わらず心配性の私は、すぐに先回りをし「ああでもない、こうでもない・・・」と口を挿んでしまいます。
その多くは取り越し苦労であって、「任せておけば良かった!」と反省ばかりの繰り返し・・・。
そこで一念発起、今年こそは代表や所員の皆を信頼し、覚悟を決めて「見ざる、言わざる、聞かざる」に徹しようとスタートしたのですが、これが中々に難しいのです。
お客様の事業承継に遭遇する度に、客観的な意見としてアドバイスさせて頂く立場ではあるのですが、いざいざとなると理想の様には振舞えず、これまた反省の日々の繰り返し・・・。
そんな風な無様な専門家ではありますが、これからもお客様の気持ちの解る、お役に立てる「人」でありたいという、独立当初からの変わらぬ強い思いで、若者の足手まといとならぬ様(気遣いながら)仕事に向かっていきたいです!
本年も(2月に入ってしまいましたが)どうぞよろしくお願い申し上げます!!
<今週の副代表のオススメ図書(TOPPOINTから)>
今の時代、買って不満を感じるレベルの商品はほとんどない。だが、とりたてて「欲しい」ものもない。消費者の多くがこう感じる中、どうすればヒットを生み出せるのか。カギは「インサイト」(人を動かす隠れた心理)にある、と本書は指摘。その読み解き方や、消費者の「欲しい」を刺激するアイデアを、事例を交えつつ公開する。
=「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方=(大松孝弘/波田浩之 共著 小川敏子 訳)
副代表 談