ちっちゃな異文化交流
担当のR.Tです。
同じ日本といえども、関東と関西では食文化に大きな違いがあることは、皆様ご存知のとおりかと思います。
香川県で生まれ育った私は、大学入学と同時にその異文化に直面しました。うどんのスープは澄んだ黄金色と思っていたから、関東の黒い醤油味のスープの味と見た目に度肝を抜かれたことも今では懐かしい思い出です。
先日、TV番組で、卵焼きの味が甘いかしょっぱいかは、岐阜県長良川で分かれると放送されているのを見ました。関東は砂糖が入った甘いもの、関西はダシの利いたしょっぱいものが主流とのことでしたが、我が故郷は西日本ですが、和三盆が有名な地域だけあって甘党文化で甘い卵焼きが優勢でした。
他にも、関東と関西では大定番のアレやコレの形が違うことは有名です。
例えば、関東では「三角おにぎり」、関西では俵型に握った「おむすび」、反対に、いなりずしの形は、関東では俵型、関西では三角が主流のようです。
また、お正月に欠かせないお雑煮だって見た目も味も全く違って面白いものです。関東は四角い切り餅を焼いた醤油仕立て、一方関西では丸餅を焼かずに白味噌仕立て、など個性あふれていて、故郷の特性がよく出ています。ちなみに、我が故郷の定番お雑煮は、餡餅に白味噌仕立てという個性がピカイチのものです。
事務所の中でも、それぞれの「お国自慢」に花が咲くことがしばしばです。
同僚などで出身地が自分と違う人の話を聞いてみると、きっと盛り上がりますよ。
みんな違ってみんないい。
日常の会話で、ちょっとした異文化交流を楽しんでみませんか。
<今週の担当R.Tのオススメ図書(TOPPOINTから)>
=さよなら、インターネット=(武邑 光裕 著)
副題「GDPRはネットとデータをどう変えるのか」。GDPRとは、EU(欧州連合)が定めた「一般データ保護規則」のこと。インターネット上の個人データやプライバシーを保護する法律だ。誕生の背景には、IT企業による大規模な利益目的の個人データの利用があった。今ネットの世界で何が起こっているのか?メディア論の泰斗が報告する。