かき氷を目指して、谷中散策
2025/07/25
梅雨はまだ明けていませんが、日中の陽ざしはもうすっかり夏模様。
あまりの暑さに、ふと「かき氷が食べたいなぁ」と思って、谷中をぶらりと歩いてきました。
平日でもにぎわう「ゆうやけだんだん」は、石段がじりじりと焼けていて、照り返しがまぶしいくらい。
猫たちもあちこちの日陰でぐったりしていて、まるで夏の風物詩みたいです。
目指したのは、人気のかき氷屋さん「ひみつ堂」。
行列に並んでいるだけで汗がじんわりにじみますが、風に乗って漂ってくる甘い蜜の香りに、心がふっとほどけます。
ようやくありつけた氷は、ふわふわで、口に入れた瞬間すっと溶けていく感じ。
暑い中で食べるかき氷って、もうそれだけでほんとにおいしいなぁ。
ひとくちごとに体の中が涼しくなっていくようで、思わず笑顔になってしまいます。
帰り道、商店街の風鈴の音や、のれんが揺れる風景に、なんだか懐かしい気持ちになりました。
暑さの中にも、どこかやさしい情緒があるのが、谷根千のいいところ。
これからの季節、またちょっと涼を探しに出かけてみたくなりました。
担当 E