一山行き尽くせば一山青し
先日の5/18に、2年間(単科生時代を含めると3年間)通ったグロービス経営大学院を卒業しました。
通い始めた当初は、とにかく頭が疲れる、脳みそが痺れるといった状態が毎日で、運動していないのに胸が苦しくなったことを覚えています。なんだか、深い水の中で口だけを一生懸命外に出しながらパクパクし、体はもがいていて必死に生きているという様な感覚です。
私は通うまで、税理士試験を5科目も突破してここに来ているのだから多少辛くても問題ないだろうと高をくくっていました。実際には、とんでもない・・・税理士試験には問題があり、その問題の模範的な解答が存在していました。が、大学院のビジネスケース(主にハーバードのケース)では解の無い、時には問すら自ら設定しなければならず、情報も自ら仮説を持って収集し、それを分析して・・・今考えても、日々が目まぐるしく本当に息苦しかったです。
ただ実際の経営の現場でも、問いも無ければそれこそ正しい解なんて結果で問われることであって、その場、その瞬間には存在しない。そういったことを、おそらく180ケース以上は擬似体験し、またその苦しさを乗り越えたことは間違いなく今後の大きな自信に繋がると確信しています。
自らの使命感、志と対峙し、苦悩し続けた3年間を支えてくれ、理解してくれた家族、所長、同僚、友人、そしてグロービスの講師、事務局の方々に深く感謝しております。
これからは、日本の元気を底辺から支える真の、真に価値のある中小企業を潰さない(真の価値を社会に伝えるお手伝いをしていくことで)ことを志として仕事に邁進してまいります。
最後にこの経営学修士MBAというものも、志を成し遂げる為の1通過点であると今は感じています。またこれからも、次の大きな山に向かって日々歩いて行きますので、今後も引き続き皆様宜しくお願い申し上げます。
<今週のオススメ図書(TOPPOINTから)>
=TED 世界を魅了するプレゼンの極意=(アカッシュ・カリア著)
経営者、脳科学者、料理人など、各界の著名人がプレゼンテーションを行う世界的イベント「TED」。聴衆の心を魅了してやまない、このTEDのプレゼンを徹底分析し、優れたスピーチの共通点と極意を解き明かした。心に残る強力なフレーズを繰り返す、導入部で聞き手の心をつかむ、ユーモアを交える等々、ワンランク上のスピーチを行うためのヒントが満載。
担当G