心豊かで心温まる社会は何処
今回は何を書こうかしら、どうせ書くなら心温まる話を、と思いパソコンの前に座ってみたものの、頭を過ぎるのはそれとは逆の話ばかりです。
実は昨日も事務所のTさんとお客先に向かう途中に、時間が無いのでタクシーに乗ろうと「空車」にむかって手を上げ止まってもらった所、いきなり逆側から若い女性が運転席側のドアーを自分で開けて乗り込んでしまったのです。
運転手さんも何が起こったのかびっくりした様子でしたがそのまま走り去り、その場に取り残された私達は二人で顔を見合わせ唖然、茫然とし、「何だか怒るというより淋しい気持ちになるよネ」と頷きあったのでした。
その後会社様に到着しこの話をした所、「最近そうだよね。この間地下鉄のエレベーターに乗ったらぎゅうぎゅう詰めで、最後に若い女の子が乗ったらブ―って鳴ってドアーが閉まらなかったんだけど、その女の子は平気な顔していて降りようともせず、別の人が降りたんだよ。」とか「電車に乗っていた時、隣に立っているお年寄りの人の前の席が空いたら、その隙間を縫うように若い女の子が脇から滑りこんで座ってしまい、なんとお化粧を始めたの」なんて話が次から次に飛び出し、最後は「この国は一体どうなってしまうのだろうか?」と一同重たーい気分に・・・・。
勿論、若い子が皆そうではなくて、中には我々大人が見習わなくてはならない様な立派な若者も大勢いると解ってはいますが、このまま周りを一切気にもかけない、思いやれない若者が増殖し続け、その内そんな悲しい若者達に日本が占領されてしまい、我々は行き場を失うのでは・・・・。 心温まる話をと言っていたのに、話がとんでもない方向へ行ってしまいました。
世の中を憂いた後でなんですが、今この事務所の若い所員達はとても心優しく思いやりに溢れていて、彼、彼女らに囲まれ常日頃私は何て幸せ者だろうと感謝はしているのですが、今まで以上に有難さを痛感し、そんな皆に少しでも多く答えてあげる事で、そして皆が心豊かで居られる事で良い波動が外に広がり、ほんの少しでも心温まる社会作りに貢献出来たらと願っています。
所長