戦う前に
今年も暑くなってまいりました。
この時期は蒸しますね、とっくに梅雨入りしているそうですが、今のところ全国的に雨不足だとか。
海外では洪水被害が出ているほど雨が降っている地域もあるそうですから、環境変化が著しいですね。
夏は猛暑が来なければ嬉しいのですが・・・。
夏といえば、国家試験ラッシュが始まるわけで、
その中には、当然税理士試験も含まれているわけで。
競争試験である以上周りとの勝負になるわけですが、
今日は、こんな勝負事に係わるお話しをしようと思います。
私が高校生の時の事でした。
ラグビー部の試合に応援に行ったのですが、試合前にも係わらず、うちの高校の選手たちは泣いていました。
普段馬鹿騒ぎするのが好きな連中で、何をするにも、
「行こうぜ!!行こうぜ~!!」
と言いながら突き進んで行くような彼らでした。
そんな彼らが、試合前に盛り上がっていない様子が、私は不思議でしょうがなかったのを覚えています。
後日、そのメンバーの一人に何かあったのか?と尋ねたところ、「そこにたどり着けた事」に、すでに感謝し、感極まっていたそうです。
過酷な練習をめげずに仲間と共に駆け抜け、それを全力でぶつけられる機会を与えられたこと。
それだけで、彼らは感動をしていたのです。
よく甲子園などで、負けて悔し涙の混じった土を持ち帰っていたり、勝って感動して泣いている人などは気持ちが分かるのですが、当時の私は、
なんで?まだ勝負も始まっていないのに?
と、意味が分かりませんでした。
今なら分かります。
去年の試験前、試験にたどり着けた事に、
応援してくれた周りの方々に、
支えてくれた周りの方々に、
感謝するとともに、感動を覚えていました。
彼らも、おそらく同じような気持だったんだろうなぁ、と思い出しながら、今年もそうなるように頑張ろうと思う、試験前なのでした。
P.S.結果その試合は勝利し、花園には届かないまでも、その年のラグビー部は優秀な成績を収めていました。
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担当 R