マンデラについて学んだこと
先日、今通っているグロービス経営大学院の企業家リーダーシップというクラスでネルソン・マンデラについて学ぶ機会がありました。その際の教材として、DVDの「インビクタス/負けざる者たち」と書籍でグロービスの講師が訳された「信念に生きる」が指定されました。
この教材をクラス前に予習として観て、読んで自分なりの意見を持ってクラスに臨みマンデラの行動哲学、つまりリーダーシップを学ぶわけです。クラスでは学びのシャワーの如く、このクラスからは多くの事を学びました。まさに心が洗われた瞬間を味わった深い時間でした。そのクラスの中での学びを1つこの場で共有したいと思います。
マンデラは27年間、政治犯として黒人弾圧という過程において牢獄生活を送っていました。普通の人間であれば、白人に恨みを抱きアパルトヘイト撤廃という志と白人除外と言う思考がイコールになってもおかしくありません。そんな時に彼が常に心に抱いていた言葉、それはウィリアム・アーネスト・ヘンリーという方の詩の「私が我が運命の支配者 私が我が魂の指揮官なのだ」というフレーズです。
意味は、一言で言うならば「心の自由」です。つまり、いついかなる時もどんな状況においても、それは自分自身の意思決定によるものだと言う事です。今の結果は、自分が選んだ道にあると、誰に指図されるでもなく、誰のせいということでもなく、全ての結果は自分が選んでいるのだと。これにより不平不満、誰かのせい、自己愛から解放され豊かな心で客観的な視点を持てる。
私は今後何かある時、国のせい、政治のせい、周囲のせいにすることなく振り返ってみればそこに至る過程に必ず自分の意思決定があったのだと思う様にしていきたいと思っています。
話変わりますが、今年の9月末には大学院の単位もほぼ修了し、いよいよ来年3月の卒業を待つ事となります。正直、税理士試験よりもハードで、思考力の限界と言うところまで学びました。修了するとMBAとなりますが、これは単なる呼び名であって何の終わりでも無い事を最近理解しております。
MBAに関係なく必要なことは、「実行すること」。批判より提案を、思想より行動へと言う精神を持てるように、残りの大学院生活を意識していきます。
最後に一言
「tomorrow is not promise 明日は約束されていない。ならいつやるの?今でしょ!」
<今週の担当のオススメ図書(TOPPOINTから)>
=リーダーはストーリーを語りなさい=(ポール・スミス著)
自分の経験談、有名企業の逸話などの「ストーリー」を語ることで聞き手を鼓舞し、やる気を引き出す「ストーリーテリング」。“人対人”のコニュニケーションで大きな力を発揮する、この技術を伝授する。具体的なノウハウとともに「活気づける」「ビジョンを描く」等々、困難な局面を切り抜けるのに役立つ、100以上のストーリーも掲載。使える1冊となっている。
担当 G